中2数学の天王山:一次関数を味方につけろ!

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2019.01.15

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おはようございます、小学4年生の生徒から「おばあちゃん家に行ってカブトムシをとってくるから、今度先生にも持ってくるね」って笑顔で言われて、喜んでいる長谷川です。虫捕りか、懐かしいなぁ。その子とは昆虫採集の話で盛り上がりました。

それはさておき、今日は日曜日なので夏期講習は休みです。

では、今日のテーマは「中2数学の天王山:一次関数を味方につけろ!」です。

それでは、行ってみましょう!

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2019.12.12
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中2数学の天王山:一次関数を味方につけろ!

中学2年生の数学の最大の山場は「一次関数」です。

この「一次関数」をしっかり身につけることが出来るかどうかで、この後の数学人生が変わります。

それくらい重要です。

何故かと言うと「一次関数」から具体化から抽象化へ変換を本格的に習うからです。

もちろん方程式や連立方程式の文章題で、与えられた条件を表に書き出す作業をしています。

これは「具体化から抽象化へ」の第一歩です。

・一次関数は実は簡単

私が大学卒業後すぐにお世話になった学習塾時代の先輩教師が言っていたのが「俺、一次関数教えるの下手なんだよね。だってあんな簡単なことがわからないってことが俺には理解できないから」ってこと。

これ、実はとても的を射ているんです。
というのは一次関数は「具体化から抽象化」「抽象化から具体化」が出来る人にとっては、覚えることも少ないし、パターンだし、簡単なんですね。

私は学生時代には分かりませんでしたけど(苦笑)
学習塾で一次関数を教えるようになって、教え方を学んでいて気が付きました。

気がついたら「一次関数」って本当に覚えることが少ないので「抽象化から具体化」する、その仕方を学べば簡単なんだということがわかりました。

・一次関数を難しいと捉えてしまうもう一つの要素

実は一次関数を難しいと捉えてしまうもう一つの要素があります。

これは私が集団指導の学習塾で責任者をやっていたときには、毎年新中学2年生のお母様たちの口酸っぱく言っていたことです。

それは「中学2年生の時期は反抗期に入りやすい」ということです。

・特に夏休みは要注意!

反抗期に入ったところで夏休みに入ると要注意です。

何故かと言うと理由は2つあります。

1.反抗期に入ると大人に対して不信感をいだく。

2.その状態で一次関数を勉強しても「抽象化」の概念が掴めないので、益々勉強に対して後ろ向きになる。

3.特に運動部に所属している場合、夏の大会が終わり先輩が引退し、部活の主力として練習がハードになる。

それぞれ説明しますね。

・1.反抗期に入ると大人に対して不信感をいだく。

これは反抗期に入った子どもは、大人の言動と行動をよく見ているということです。

見てますよー!面白いくらいに(笑)
もちろん自分のことは棚に上げています。

私は生徒面談も沢山やってきたので、この手の話は鬼ほど聞いてます。

まあそれは、ビデオカメラで録画してたんじゃないかと思うほどに、大人のことを観察しています。

特に矛盾点。
特に、親や先生の「言ってることとやってることが違う」ということに敏感です。

よくあるのは「お母さんは、自分を律しろとか言うけど、ダイエットハジメたとか言ってんのにポテチ食ってるし」とか

部活の顧問は生徒には遅刻厳禁とか言ってるのに、自分が遅刻してくるんだよ」とか。

これでは反抗期に入った子どもが、大人の言うことを聴く訳ありませんよね。

・2.その状態で一次関数を勉強しても「抽象化」の概念が掴めないので、益々勉強に対して後ろ向きになる。

反抗期に入り勉強に対して後ろ向きにな状態で勉強するので、「具体化から抽象化」への概念が掴みづらいんですね。

この「具体化から抽象化」への掴みができないと、やたらパターンがたくさんあって面倒くさいってなってしまうのです。本当は覚えることが少ないのにもかかわらず。

・3.特に運動部に所属している場合、夏の大会が終わり先輩が引退し、部活の主力として練習がハードになる。

これは強い部活だとなおさら顕著に出ます。
特にキャプテンとか部長に選ばれると、責任感も出てきます。

真面目が子どもほど、部活を頑張らなくては!って思いが強くなっていきます。そして結果的に勉強が疎かにになっていくのです。

以前いた生徒で、中2の夏期講習を最後に退会した言ってきた生徒がしました。その子の退会理由は「部長に選ばれてから部活がしんどくて、塾の宿題ができない。塾の宿題ができなかったら長谷川先生に迷惑がかかるから」です。

その子の場合は話をして退会にはならなかったのですが、真面目で責任感が強い子どもの場合は、あれもこれも自分の責任として考えてしまうので要注意です。

この問題ははっきり言って顧問の先生の力量に掛かってきます。
顧問の先生が人徳者で素晴らしい場合は、勉強と両立するように持っていきます。

何故なら力量のある先生は、部活の顧問の前に、学校の教師として「子どもたちを育てる」という考えをしっかり持っているからです。

しかし、そうでない未熟者の教師は「勉強よりも、部活を優先しろ」とか言って、子どもたちを自分の思い通りにしようとします。

こういうアホな教師は悲しいことながら沢山います。
こういう輩は、子どもの成長よりも、自分の保身を重視します。

自分の不注意で生徒の耳が怪我をしたのに謝罪すらせず、親をモンスター・ペアレンツに仕立て上げる教師とか。
子どもがものすごく反省しているのに、子どもの心をずたずたに引き裂くバカ教師とか。

過去に沢山のケースを知っているので、私自身が熱くなってしまいました。
(実はこれ以外にも酷い扱いを受けた生徒のことを書いていたのですが、書いていて気分が悪くなったので消しました)

というわけで、中2の一次関数が中学数学の天王山と言われる理由はお分かりいただけたかと思います。

内容が難しくなることと、反抗期に入り精神的に理由とが混ざっているわけです。

ですから簡単には行かないわけです。

単に数学的に「一次関数」を極めたい場合は、こちらの記事をご覧ください。
子どもたちがどこで「一次関数」に躓くのか、その理由と対策を書いてあります。
【関連記事】

一次関数を得意にするための2つの視点

2016.11.13

学校の勉強と部活動の両立は難しいです。
そこには信頼する大人の存在が不可欠です。
ぜひお子さまの精神的支えになってくださいね。

(写真は「天王星」です)

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