こんにちは、長谷川です。
電子書籍の執筆に集中していたら、なんと1週間ぶりの投稿になってしまいました。
申し訳ありません。
今日はこんな相談を受けました。
「うちの子、中学3年生なのに勉強しなくて困ってます。受験を控えてるのに心配です。どうすればいいでしょうか?」
今日はそんな悩みにお答えします。
積極的に受験勉強をする子どもに育てる3つの手順
中学3年生、運動部なら夏の大会が終わり部活引退。ここから受験に向けて勉強して欲しい所です。
なのにどこか受験生らしさに欠ける、、。
勉強してないわけでもないけど、もっと必死にならないものかしら?私たちの頃はもっと勉強してた気がするなぁ。
そんなこと思ったりしてませんか?
その解決策はズバリ「どうしても通いたい志望校を作ること」です!
これが出来ると子どもたちは劇的に勉強し始めます。偏差値とか頭の良さとか関係ありません。
それはなぜかというと今まで、イヤイヤでやらされてた感のある「勉強」というものが、夢を叶える手段に変わるからです。
あと少し頑張れば憧れのあの学校に通うことが出来るんだ!その想いが子どもを勉強に向かわせます。
あの学校に通えれば、部活だって楽しそうだし、将来の大学進学率も良さそうだし、憧れの〇〇さんも通いたいって言ってたし、、。
通いたいと思う理由は関係ありません。
可愛い子が多とか、イケメンが多いとか、不純な動機でも構いません(笑)
ポイントは「その学校に通えたあとの素敵なスクールライフをリアルにイメージ出来ること」にあります。
これが出来れば爆発的に勉強します。
普通に学校から帰ってきて夕方から寝るまで勉強するようになります。
時間にすると毎日少ない子で4時間、多い子で6時間以上勉強するようになります。
これ2000人を指導してきての体験則です。ホントにそうなります。
なので、もしあなたのお子さんがそこまで勉強出来てないなら「その学校に通えたあとの素敵なスクールライフをリアルにイメージ」出来てないのです。
ただ、漠然とあの学校に合格できればいいな、くらいにしか思ってないから、勉強する気にならないのです。
ではどうすれば「その学校に通えたあとの素敵なスクールライフをリアルにイメージ」出来るようになるのでしょうか?
志望校選びのポイント
まず前段階として、「高校生活は楽しい」ということをわかってもらう必要があります。
ではどうすれば楽しいと分かってくれるのか?
一番はお母さんの高校時代の楽しかった体験談です。リアリティがある話は人を動かします。
私がよく生徒に話をするのは
・高校は中学と違って似たような学力の子、その学校の雰囲気がいいなと感じた子が多くいるため、同じような感性を持っている子が多いから友だちが出来やすい。
・16歳、17歳、18歳という人生の中でも「青春」という楽しい時期を自分が憧れる学校で過ごせたら最高だよね。
・君にあった志望校の見つけ方
そんなところを繰り返し話をしています。
とにかく楽しい青春ライフを満喫したい!と思わせる話しなら何でもOKです!
志望校を選ぶときのポイントは子どもが興味が湧くように、
視点は色々変えて話をしてみましょう。
その子が高校生活でやりたいこと、重視したいことはなんなのか?
- ・部活
- ・大学進学
- ・アルバイト
- ・恋愛
- ・家から近い
- ・親友と一緒
など色々な視点で考えることが大切です。
例えば部活一つをとっても、
- ・全国大会レベルの強い学校で自分の力を試したいのか
- ・レギュラーになりたいからそれほど強くない方がいいのか
- ・はたまた俺の力で弱い部活を強くしてやるなのか
色々出てきます。
恋愛に憧れてるなら男子校や女子校は可能性が低くなりますよね?
ここでのポイントは「子どもが受験勉強する気になる」ということ。
人としてとか正論とか関係ありません。
そんな話で動く子どもはほとんどいません。話を聞いているふりをしてくれる子はいますが、、。
結局そんな話をしたところで、話す側の自己満足に終わりますから。
目的はあくまでも「子どもが自ずから勉強するように育てる」こと。
ですから、
まずは、子どもが憧れを持って勉強をする気になってもらうことが大切です。
候補の学校に行って空気感を感じる
ある程度候補が出てきたら、実際にその学校に行ってみましょう。
文化祭や体育祭などのイベントがあると行きやすいですね。学校説明会には必ず参加しましょう。その学校の先生の雰囲気でも、子どもの心は動きます。
意外と子どもたちは説明会での段取りとかを見て評価しているものです。
部活を重視したいなら、チャンスがあれば実際にその部活の練習に参加しましょう。俄然やる気が出てきます。試合を見に行くのも積極的にやりましょう。
また機会を作って登下校の時間を狙って行くのもいいですね。実際の雰囲気が味わえるのでオススメします。
家族でドライブついでに、ちょっと寄ってみるとか。そんなことでもいいのです。
とにかく学校の雰囲気を感じてきてください。
中には1回では別に感じなかったけど、3回目にピーンと来て、その後猛勉強した子もいます。
少しでも手応えを感じたら何回か行ってみましょう。
行動していくうちに、受験というものに対してリアリティが増してくるので、真剣味が出てきます。
受験勉強に身が入らない生徒のほとんどが「めんどくさい」とか言ってこの行動をしていません。
その場合は,はじめに戻って、如何に高校生活は中学生活よりも楽しいのかを分からせてください。
コツはメリットとデメリットの両方から話すことです。
抽象的な話ではなく、具体的な話をしましょう。
私は神奈川県で指導しているので鎌倉高校の話を良くします。バスケ漫画スラムダンクでも出てくる有名校です。
なぜ鎌倉高校の話をするかというとロケーションが最高だからです。
江ノ電を降りてから鎌倉高校までの道を話します。
そしてその逆、鎌倉高校からの帰り道の話をします。
「校門を出てさ、左に曲がると坂道がざーっとあって、その先にキラキラと海が輝いてるんだよ!そして江ノ電がチンチンチンと通って行くんだ!そんな素敵な道を彼氏や彼女と通えたら最高じゃない!
16歳から18歳という青春の3年間ををただ漠然と高校に通うだけいいの?
そんなのてもったいないよ。
憧れの高校を見つけるために沢山高校を見て回ろう!」
と話をします。
この話を聞いて実際に鎌倉高校に見学に行った生徒は多数います。
ほとんどの生徒から「やばかった!」「マジで素敵!」などなど目を輝かせて報告してくれます。
目が輝いたらスイッチが入った証拠です。
ほっといても勉強します。
3つの手順
まとめると
- 1.高校生活は中学生活よりも楽しいことをわからせること
- 2.高校生活の何に重きを置くのかを考え、そのポイントで候補を絞る
- 3.実際に高校に行って空気感を味わい、受験勉強にリアリティを持ってもらうこと
この繰り返しです。
モチベーションを維持する話はまた今度。
何かお悩みのことがありましたメッセージください。
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