今回の内容
モチベーションが続かず、やる気が無くなり、結局ゲーム三昧に戻る子どもへの処方箋
おはようございます、長谷川です。
夏休みに入り「よし!毎日勉強するようにしよう!」と決意したものの、モチベーションが続かず「やっぱり勉強むいてないんだよ」とやる気を失ってしまう子どもに向けての話です。
今日から何回かに分けてお話しします。
では、行ってみましょう!
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はじめはやる気に満ち溢れてるんだけど……
よくあるモチベーションが続かない例として、目標や計画を立てるときに「自分のキャパを超えて計画を立ててしまう」ことがあります。
今度こそはやってやる!と意気込んで目標を立てて計画表を作り、勉強を始めてみたものの思っていたよりも勉強が捗らない。
自分が考えていたよりも全然問題が解けないし、覚えられない……。
そしてだんだんモチベーションが続かなくなり、やる気が無くなっていく。
そんなパターンに陥っていませんか?
・自分のキャパシティ
これホントによくあることです。
私自身も経験あります(苦笑)
1日に英単語を20個覚え、計算問題を100問解き、漢字を20個覚え、社会の年号も20個覚える……、みたいな。
もちろん暗記力が抜群で、過去の経験に基いて計画されたものならOKです。
しかし、今まで勉強をたいしてしてこなかった子どもが、これだけの量を勉強し続けるのは厳しいです。
私は続きませんでした(笑)
そもそも勉強をしてこなかった子どもは、1日にどのくらいの量を勉強できるかが把握できません。
でも、「今日から俺は!」と決意したときには脳からノルアドレナリンが出まくって興奮しているので、あれもこれもできるはずだ!と勘違いしてしまいます。
で、現実の壁にぶつかりモチベーションが下がり、やる気が無くなり、自己嫌悪に陥り、勉強を放棄し、以前と変わらないゲーム三昧の日々に戻るわけです。
・現実の壁を超えるための4つの視点
この課題を乗り越えるためには次の4つの側面から考えなくてはいけません。
それは、
1.ホメオスタシス
2.モチベーションを維持できる目標の立て方
3.やる気を起こすためのスキル
4.自分をコントロールするスキル
ひとつひとつの話が長くなるので、今日から4回に分けて説明しますね。
今日はまず、「ホメオスタシス」の話から。
1.ホメオスタシス
これは恒常性維持機能と言われるものですね。高校の理科の時間に習ったかな?
例えば、体は熱が出たら熱を下げるように働きます。
要は、元の状態に戻そうとするわけです。
これがあるから生きていけるので、とても大切な機能なのですが。
このホメオスタシスは生理学的なものですが、自分を変えようとするときにも働きます。
要は、この場合であれば「勉強をしないでゲーム三昧な自分」が元の状態なわけです。
「毎日勉強をしている自分」は今までなかったので、熱が出ているのと同じなわけです。
ですから、元の状態に戻そうと働きます。
人間が快適な状態を「コンフォートゾーン」と言います。
この状態を維持しようとするわけです。
勉強を始めたばかりの時は「勉強をしないでゲーム三昧の自分」がコンフォートゾーンな訳です。ですから「勉強をし始めた自分」をコンフォートゾーンに戻そうとするわけです。
・どうしたら良いのか?
では、このホメオスタシスの壁を乗り越えるためにはどうしたいいのでしょうか?
これは、その子の特性とかにも関係してくるのですが、
まずは「小さな一歩から始める」ことです。
ある程度目標達成に慣れてきたら強引に持っていく方法をあるのですが、それは上級者編です。
ですから、まずは「小さな一歩から始める」ことです。
要は「小さな一歩」なので、体はその変化に気づかないわけです。
ちょっとずつ変えていくこと。
だから、いきなり5時間勉強する!みたいにしてはダメということ。
まずは15分だけとか、30分からとか、1時間からとか。
まずは英単語だけの暗記を始めるとか、計算練習だけをしてみるとか。
そして慣れたら少しずつ増やしていくこと。
もちろん、内容はその子どもの現状によって変わります。
勉強してみて無理のない程度から始めることです。ホメオスタシスに気づかれないようにね(笑)
この方法は大人でも使えます。
例えばダイエットでも同じです。
私は3ヶ月で12kgダイエットに成功したときも、このやり方で徐々に変えていきました。
急激に頑張ろうとするから失敗するのです。
お試しあれ。
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▷ 勉強が嫌いな子どもへの処方箋
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