ロマンチックはとまらない

ロマンチックはとまらない

こんにちは、長谷川です。
昨日はストロベリー・ムーン

ストロベリームーンとは、6月の頃の満月を指します。
アメリカでこの時期が苺の収穫の時期なのでそう呼ばれるようになったそうです。
メディアでも「月が赤く見える」「恋を叶える月」など騒がれていました。

科学的な根拠はさておき、ロマンチックな視点は持っていたいものです。
意外とそんなことがキッカケで理科が好きになったりするものです。

何故ならそれが好奇心と繋がるからです。
ですから、教える側としては無味乾燥な授業ではなくて、いかに子どもたちに好奇心を持ってもらえるかが勝負になります。

好奇心を刺激することで子どもが興味を持ってくれるとその後の授業展開も楽になり、結果として子どもたちの力も上がりますから。

どうやって好奇心を刺激するのか?

私は30年近く学習塾で理科を教えていますが、残念なことに最近の子どもたちは天体に興味がなくなっている気がしてなりません。
(私が子どものときに理科が大好きだったので余計にそう思うのかもしれませんが……)

その原因のひとつに、教える側が興味が無いからかなと感じます。
ただ科学的な理論を語られても、理科に興味がない子どもはちんぷんかんぷんです。

興味がないものを覚え無くてはならないのは退屈でしょうがありませんよね。
これは自分のこととして置き換えて考えてみればわかると思います。

これは教える側が教わる側の視点を持っていないから起こるんです。

人気のある先生はその辺をよく理解していて、子どもたちに人気のあるものを取り入れて興味をもたせたり、流行っているものを取り入れたりしています。

もちろん、知的好奇心を刺激する教科的な内容なら最高です。しかし、それで理科に興味がない子どもたちの好奇心を刺激するのはかなりハードルが高いです。

私は、教科に少しでも関連していれば、漫画やアニメ、映画、TV、アイドル、都市伝説などを用いてもいいと思ってます。
何故なら子どもたちは興味を示してくれたら、その後は割りとスムースに勉強してくれるからです。
そして定着率も高くなります。

因みに、私は天体の1回目の授業は「宇宙人はいるか?」をテーマに持っていきます。
私が子どもの頃に買った「UFOと宇宙」という雑誌に「宇宙人」の種類が載っていいて、それを見せながら色々好奇心を掻き立てる話をしてます(笑)

私自身UFO(未確認飛行物体)を何回か目撃したことがあるので、そんな話も交えながら。
(あっ、因みにUFOって別に宇宙人が乗ってるとか関係ないですよ。あくまでも未確認飛行物体ですからね。)
個人的に天体は大好きなので、宇宙人はいると思ってます。
もちろん、地球に来てるかどうかは別としてですけど。
だってこんなにたくさんの星があるのに、生命体が地球だけと考えるほうがどうかしてると思ってます(笑)

科学で証明されていないから存在しないなんて考える方が「科学的でない」と思ってますから。
だってそうですよね?
科学って今までに沢山の謎を解明してきたわけですから。
そこには科学者の「好奇心」があったはずです。

あるときは周りから思いっきりバカにされたかも知れない。
でも飽くなき探究の結果として証明したわけですよ。

ですから、科学的で証明されていないことは「まだ解明されていない」だけかも知れませんから。
私が子どものときは輪のある惑星は「土星」だけでしたもの。「木星」と書いた子どもは×でしたから。
でも、その後NASAの探査機ボイジャー1号によって「木星」のも輪があることがわかったわけです。

参考動画
Voyagers 1&2 Spacecraft Documentary – Accomplishments – Where They Are Now

そんな風に、科学はどんどん進歩していくので、現段階で解明されていないもそのうちに解明されるかもしれません。
それを支えるのは「科学者のなぜ?」という好奇心でしょう。

話逸れました……。

 

 

授業では、子どもたちのほとんどは「先生、宇宙人なんているわけ無いじゃん」って言いますが、目は凛々と輝いています

その後に惑星の話とか理科の話に入ります。もちろん惑星の写真を見せながら。

これ海王星。
この写真をみた釣り好きの男子生徒は「先生この星には海があって魚がいる。俺将来、海王星で魚釣る!」って宣言してました。彼は理科は苦手だったのですが、天体だけは楽しいといって勉強してました。

また、あるトップ校に男子生徒は「先生の授業で1番印象に残ってるのは「天体」の授業」って笑いながら言ってました。

だから、子どもたちの好奇心を刺激すること。
とても小さなことかもしれませんが、それが学力だけではなくゆくゆくは「自尊心を育てる種」になる。
そう信じて、子どもたちの可能性を伸ばす旅は続きます。

それが昨日のような「ストロベリー・ムーン」のようなロマンチックなものなら、素敵ですよね?

 

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