発表します!内申点33の男の子が内申点を12点上げてオール5になった理由
おはようございます、好評の「モチベーションが続かず、やる気が無くなり、結局ゲーム三昧に戻る子どもへの処方箋」シリーズ。
このシリーズを始めてから過去に教えた子どもたちの事例が山のように蘇ってきて、益々子どもたちの無限の可能性を感じている。長谷川です。
子どもたちが何かをキッカケに大きく成長していく姿を見ることができるのはとても嬉しいことです。
私自身、このような仕事につけたこと感謝しています。
これからも人間の無限の可能性を開花させるべく、学んでいきたいし、それをシェアしていきたいと考えています。
どうぞ宜しくお願い致します。
今日も教え子の事例です。
彼はサッカー少年でした。
その大好きなサッカーを憧れの高校でやりたい!
それを目標に、努力して勝ち取った話です。
書いていて目が潤々しちゃいました(苦笑)
では、行ってみましょう!
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子どもが自分を信じることができるようにサポートすること
今日はK君の話。
彼は小6の時から入会してきたから4年間指導しました。
サッカー大好きな少年でした。
もちろん中学校でもサッカー部。
そんな彼が中学2年生の秋頃に相談に来ました。
確か後期中間テスト前の10月下旬くらいだったかな。
相談の内容は
「実は先生、先輩の◯◯さんが行った高校に僕も行きたいんだけど、可能でしょうか?」
というもの。
その先輩はもちろん同じ中学校のサッカー部の先輩。
そのO先輩が進学した学校は県下のトップ校レベルの進学校でした。
K君の内申点は33点。
その高校に進学するには40点は欲しいところ。
入試で逆転するとしてオール4は欲しい。
オール4が36だから、それよりも3つ足りません。
当然だけど、現状だけを考えたら厳しい。
だけどね、私は「もちろん!」って答えた。
だってね、それまで私は何人も大逆転して志望校に合格した生徒を知っているから。
だからK君にも自信を持って「もちろん!」と答えた訳です。
根拠は「彼の目」
彼の目が「本気だった」から。
幾つかアドバイスをして彼は「ありがとうございます!頑張ります!」と言って帰った。
彼の頑張りもあり中学2年生のときの学年末の成績ではオール4まで上げた。
中学3年生になって、またK君が相談に来た。
「先生、実は◯◯高校じゃなくて、□□高校に行きたいんです」
□□高校!もちろん◯◯高校と同じく県下のトップレベルの学校、しかも独自入試実施校!
独自入試というのは、公立高校のトップ校で独自の問題を作って入試を行っている学校のことだ。
元々は石原慎太郎都知事が都立高校の復活をさせるために取り入れたもの。
問題は難しい。教科書を解いたレベルでは太刀打ち出来ない。
私が指導していた県では、トップ校で独自入試が盛んに行われていたから、当然学習塾でも「独自入試対策」はやっていました
彼にはその対策講座を受けることを勧めました。
もちろん、彼は私のアドバイスを信じてその講座を受講しました。
私はその授業の様子を今でも覚えています。
何故なら、一通り解き方を説明してテキストの演習になった時に、彼はいつも「先生、申し訳ありません。分からないのでもう一度教えてもらえますか?」って言っていたから。
もちろん私はもう一度解説しました。
次の日に彼は授業前に早く来て「先生、あの時分かったと思ったんですが、家に帰ってもう一度解いてみたら、また分からなくなって……」
彼は家に帰ってからもテキストを何度も何度も解き直していました。
その「独自入試対策講座」の授業のたびに同じことが繰り返されました。
もちろん、このブログで話しているモチベーションの上げ方も説明したから、彼は勉強机の前にはその「憧れの高校」の写真を貼っていたし、モチベーションが下がったらその「憧れの高校」に行っていました。
ある時こんなことを彼が言っていました。
「先生、実は昨日やる気がでなかったんで、□□高校に行ったんですよ!
そうしたら、事務のおばさんから、「また来たの?」って言われちゃいました。
恥ずかしかったですよ。」
私は「来年からお世話になりますから、よろしくお願いしますって言ってこいよ!」と話しました。
もちろん彼は「えー!?それは無理」でしたけどね。
この話の凄さ分かりますか?
彼の行動力の凄さ。
彼は自分の夢のために、普通なら面倒くさいと言ってやらないことを、彼は全部行動したんですよ。
15歳の少年が、です。
そんな彼に奇跡が起こります。
何と、中学3年生の入試に使われる成績で彼は「オール5」を取ったんです。
このことは嬉しかったですね!
周りの友達も大喜びでした。
何故かと言うと彼が志望校合格のために一所懸命勉強していたことは周りの友達も知っていかたらです。
人間ね、目標に一心不乱に頑張っていると自然と応援されるものです。
そして、超苦労していた「独自入試」の問題もスラスラとは言わないけど、人並みに出来るようになりました。
入試の結果、志望していたときには、ビリから数えた方が近かったのに、本番では上から数えてすぐの所にありました。
すごいなK君!
もちろん合格!
自己採点を出しにきた時には、「これからプレステ買って家でゲーム大会です!」ってにこやかに言ってました。
・まとめ
憧れの目標を作る。
何をすれば分からなければ、その分野のプロに聞いて、それを愚直に実践する。
そして、目標に向かって信頼できる大人の存在。
実はK君のお母さんはとっても子ども思いのお母さんだったんです。
彼が奇跡を起こした裏側には信頼できるお母さんの存在があったからだと、私は確信しています。
子どもの成長のキッカケになるヒントをお送りしてます。
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