今回の内容
前期期末テスト:数学で満点を狙うために忘れがちなことその2
おはようございます、長谷川です。
平成29年も、もう9月です。月日が経つのは早いものですね。
来週からはいよいよ前期期末テストが始まります。準備万端でテストに臨みたい所ですね。
昨日は「前期期末テスト:数学で満点を狙うために忘れがちなことその1」というテーマでお話しました。
今日はその続編です。
では、行ってみましょう!
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・これをやらなくてO君は100点を逃しました。
今回の試験範囲で各学年「方程式」が入ってくる学校が多いと思います。
中1は「方程式」、中2は「連立方程式」、中3は「二次方程式」ですね。
今回お話したいのが、方程式の文章題での注意点です。
要は「方程式の文章題で、何をxと置いたのかをしっかり書きましょう」ということです。
例えば「一番小さい整数をnとする」のように問題文に指定があれば別ですが、何も書いてなければ何を文字で置いたのかを書かなくてはなりません。
指導する側からすると「なーんだ、当たり前のことじゃん」と思うかもしれません。
でも子ども側の視点に立つと「別に書かなくてもいいじゃん」になってます。
子どもたちに書かない理由を聞いてみると、
「忘れてた」
「めんどくさい」
「自分でわかってるから別に書かなくてもいいと思ってた」
「えっ?なにそれ?(苦笑)」
などなど
だから、文章題に入ったその日に「何を文字で置いたのかを書くこと」をしつこく指導して習慣化してしまいましょう。
習慣化されてない生徒には「過去にそれを忘れたが為に100点を逃した先輩の話」をします。
これ、とても効果的ですね。
私は、これを忘れて減点もしくはをもらい100点を逃した教え子が何人かいるので、その生徒の話をします。
私:「昔、何を文字におくのかを書かなかったために、×になって84点になったO君を思い出すなあ。彼はそれ書いてたら100点だったんだよ。
でも書いてなかったから、文章題4問全部×。
1問4点だったから、16点マイナスで84点だったんだよ。」
生徒:「えっ!?書かないと×なんですか?」
私:「先生によるけど、減点になるか×になるかのどちらかだね。◯貰ったケースは先生は見たこと無いなあ。」
生徒:「その生徒、100点取れてたんですか!? もったいなーい!!」
ホントにもったいないですよねー!
・何をxと置いたのかを書かなかった為に間違えてしまう問題。
これは中3の二次方程式で良く出題される問題です。
正解はこれ。
なのに「何をxと置いたのかを書かない生徒」はこれを「答え -7と3」にしてしまいます。
なぜかと言うとその生徒の頭の中は「2つの整数を求める」ということに意識が集中しているからです。
だから方程式を解いて解が2つ出た。
この2つの解を見て、何の疑いもなく「-7と3」と答えてしまうのです。
これは前々回に書いた「見える化」にもつながっている話です。何故なら「小さい整数をxとおくと~」と書いていれば防げることだからです。
なので、何をxと置いたのか、解が題意に合っているかを必ず確認することを常に意識させたいところです。
まとめ
昨日と今日で前期期末テストの数学で100点を狙いたい子どもへ、見過ごされやすいことを書いていきました。
昨日は「数学の用語」について、今回は「何を文字でおいたのかをしっかり書く」ということです。
一言でいうとは「言葉を大切に!」ということです。
数学はとかく計算力だ!とか、思考力の方が大事だ!とか、偏ったキャッチコピーが出まわることが多いです。
もちろん、それぞれ大切です。
しかし、その子どもの学習や発達の段階やその子どもの特性によって、重要さの優先順位が変わってきます。
ですから、あなたのお子さんがどんな特性を持っているのかを調べて、それに合わせた「その子らしさ」の勉強スタイルを確立出来るように、支援していきましょう。
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