今回の内容
あなたの思いを子どもに伝えるコツ
こんにちは、長谷川です。
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普段子どもたちと話をしていて感じることは、子どもはこちらが考えている以上に、こちらの真意を掴めていないと言うことです。
相づちや返事はよくても、全然理解していないことは良くあります。
では、どうしたらあなたの伝えたいことを、子どもが理解できて納得出来るのか?
その伝え方のコツを教えます。
今日のテーマは「あなたの思いを子どもに伝えるコツ」です。
では、行ってみましょう!
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子どもの目線で伝えよう
・子どもの目線とは?
子どもの目線で伝えるとは、子どもの関心のあることに置き換えて話をするということです。
私は「宿題」をテーマに話をするときは、その子どもの部活を考えて話をします。
先日の話です。新入会の中学3年生の男子。その生徒はサッカーのクラブチームに所属していました。その子にリフティングを何回できるかを聞いたところ、普通に1000回は余裕とか話してくれました。
その子に「凄いね!どうやったらそんな回数のリフティングができるようになれるの?」って聞きました。
そうすると子どもたちは目を輝かせて「先生、実はね!」ってどれだけ練習をしてきたのかを話てくれました。
そこで、その努力を承認・称賛します。
「凄いなあ、君は努力家なんだね」みたいに。
その話から「宿題」の話に置き換えます。
そして。
「勉強ができるようになりたいのに、宿題をやりたくないってことは、サッカーが上手くなりたいのに「えっー!?ボール蹴らなきゃ上手くならないんですかー!?」って言っているのと同じことなんだぞ!」
と伝えます。
この伝え方は子どもたちの理解を深めることは実証済みです。(*実際にこの生徒は数学の成績が1から4にまで上がりました!)
この話を聴いて「そういうことか!」って気づいて勉強をするようになった生徒は数知れず、です。
要は「自分が好きでやってきたこと」と「勉強」とがリンクして、「量を練習することが大切」ということが理解できるようになるわけなんですね。
吹奏楽部だったら、子どもが担当している楽器を聴いてその練習方法を聴いてみたり。
ゲームが上手な子どもだったら、どうやったらそんなハイスコアを叩き出せるのかを聴きます。
そうなんです、自分が好きである程度上手くできることに置き換えて話をすることがコツなんです。
ここまで話してやっと伝わるんですよ。
・「心理的リアクタンス」を発動させられてはダメ!
これを頭から「将来のために」とか「そんなんで社会に出てから困るぞ」とか「黙ってやりなさい」とか言っても、効果は薄いです。
頭ごなしにやらせようとすると「心理的リアクタンス」が働いて、ますます「宿題」をやってこなくなります。もしくは答えを写してくるという手段に出ます。
「心理的リアクタンス」とは頭ごなしに怒られたりすると自分の自由が奪われたと感じて、自分の自由を守るために無意識的に反発することです。
・あなたの言葉は理解されていない
また、大人と子どもでは語彙力が違います。
大人だと簡単な言葉でも、子どもでは知らないんです。
知らないことは当然理解できません。
でも、子どもは怒られたくないしバカにされたくないから、とりあえず「はい」って言うんです。
でも、理解できていないわけだから「行動」出来ません。
そうなんです、「あなたの言葉理解されていない」のです。
どんなに熱く語っても、伝わなければ意味がありません。
熱く語ると語った側は気持ちよくなるので、良いことをしたなとか勘違いするんです。
これは私も若いときにやっていました(苦笑)
話す方はね、気持ちいいんですよ(笑)
でもね、全然相手に伝わってないんですね(泣)
昔、ある教師が生徒にアドバイスをしていたことがあります。とてもいい話だったのですが、私はその内容を聞いて「きっと理解してないだろうな」って感じました。
次の時間がわたしの授業だったので、本人に聴いてみたら、案の定理解してませんでした(苦笑)
これとってもよくある話です。
これでは、折角のいい話も骨折り損のくたびれ儲けです。
(このときは私が噛み砕いて説明をし直したので、その生徒は理解できましたけど)
私は大量の生徒面談・保護者面談をやってきたことと、カウンセリング技術を学んできたので、子どもたちの表情(非言語)から理解しているかどうかがわかります。
キャリアコンサルタントの資格試験では「傾聴」が必須なので、非言語からクライエントの考えていることを読み取れないと資格試験に合格できまないので必死に学び練習しまいたから。
先日の授業でも、ある生徒に説明しながら、「理解できた?」って聞いたら、「はい」って答えました。
私はその表情を見て「はい、うっそ~!わかってないだろ!」って言ったら「先生、何で分かるんですか!?」って驚いてました(笑)
話がそれましたが、そのくらい子どもは大人の言っていることを理解していないし、理解していないのに「理解したふり」をしているんです。
それを見破るにはある程度のスキルが必要なので、まずは伝え方のコツを掴みましょう。
そのコツは「伝えるときに、相手の好きなことで、ある程度上手なこと」に置き換えて話をするということです。
これは別に相手が子どもだけに使えるコツではありません。
当然、大人にも使えるコツです。
お試しください。
<>追伸 実は意外と友達とか会社とかでは、このコツを無意識に使っているのに、自分の子どもには使っていないという方が結構います。
あなたのお子さんにはぜひこのコツを使ってくださいね。
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