今回の内容
記憶力シリーズ2:たった1分で子どもに合った記憶のしかたを見つけるテスト
おはようございます、長谷川です。
昨日に続いて、記憶力シリーズの第2回です。
今日のテーマは「たった1分で子どもに合った記憶の仕方を見つけるテスト」です。
では、行ってみましょう!
——
・たった1分で子どもに合った記憶の仕方を見つけるテスト
【昨日の記事】
記憶力シリーズ1:記憶力を強くするには、まずこれを知らないと始まらない。
でお話したとおり、実は記憶の仕方が年齢によって変わるんですね。
だから、あなたのお子さんの脳年齢を調べることで記憶力が高まる可能性があるのです。
今日はその「たった1分で子どもに合った記憶の仕方を見つけるテスト」を紹介しますね。
今からランダムに10桁の数字を書きますので、それを暗記して下さい。
準備はいいですか!
行きますよ!
子どもに合った記憶の仕方を見つけるテスト
【0927456381】
覚えた!と思ったら、下を見て下さい。
テストの評価
このテスト、実は覚えらたかどうかではなく、覚え方で「脳年齢」がわかるんですね。
あなたはこの数字をどのようにして覚えましたか?
覚え方は次の3種類に分かれます。
1.気合いで覚えた。
2.ところどころ「規則性」とか「語呂合わせ」を使った。
3.全面的に「規則性」とか「語呂合わせ」を使った。
では、それぞれ判定しますね。
判定結果!
「1.気合いで覚えた」方の脳年齢は「子ども」です。
意味が無いことも気合いで覚えられます。
年齢が15歳を超えている場合は、おそらく脳年齢は「大人」に移行していますから、次に上げる方法も取り入れてみるといいですよ。
「2.ところどころ「規則性」とか「語呂合わせ」を使った。」方は脳年齢が「大人」に移行し始めています。
なので、「エピソード記憶」のように「経験」とか「理屈」と合わせて暗記することを心がけてくださいね。
「3.全面的に「規則性」とか「語呂合わせ」を使った。」の方は完全に脳年齢が「大人」になっています。
こうなると気合いで覚えるのは難しくなります。
できるだけ「規則性」「語呂合わせ」「理屈や理論」を意識して覚えるようにしましょう!
・生徒で実験してみた!
この本を読んだときに実際に生徒にやってみました。
もう16年前のことです。
どんな実験をしてみたかというと、
小学6年生のクラスから中学3年生のクラスで、この暗記テストを実施してみたのです。
そうしたら、とっても興味深い結果が出ました!
【実験結果】
・小学6年生:全員、気合いで覚えていました。みんな一所懸命に数字を連呼して覚えていましたよ!
・中学1年生:ほぼ小学6年生と同じなのですが、1,2名ほど真ん中の543と減っていく「規則性」を見つけていました。
・中学2年生:中学1年生よりも「規則性」や「語呂合わせ」9274を国無しとか、を考えて覚えていました。
・中学3年生:ほぼ9割が何かしらの「規則性」や「語呂合わせ」を使って覚えていました。
あまりにも、学年が上がっていくうちに覚え方に工夫をしていたのが印象的で、感動した覚えがあります。
因みに1番早く覚えた生徒は2秒で覚えました(驚)
そのクラスは私が今まで教えてきた中でも1,2位を争うくらいめちゃくちゃ出来る生徒が集まっていたクラスでした。
その学習塾でも模擬試験を行えば1位は当たり前でした。
その中でも特に数学ができたT君は、黒板にこの数字を書いた瞬間に「覚えました!」って手を上げました。
あまりにも早かったので、私もクラスの皆も唖然!
その子が言ったのは
「だって先生、偶数は上がって、奇数は下がっていくじゃないですか!」
です。
そうなんですよ、じつはこの【0927456381】
1ケタ飛ばしてみて下さい。
0,2,4,6,8,
9,7,5,3,1
そうなんです、この生徒が言うとおり
「偶数は上がって、奇数は下がっていく」
のです。
それを黒板に書いた瞬間に見抜いたT君はもちろん入試も数学は満点でトップ校に合格しました。
いやはや恐るべし!
そんな懐かしい思い出に浸りながらこの話を書いてます。
ぜひ、お子様に試してみてくださいね。
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