あなたの子どもは【面倒くさい病】にかかっていませんか?

あなたの子どもは【面倒くさい病】にかかっていませんか?

たくさんの子どもたちを教えてきて、まずいなぁと感じることは【面倒くさい病】にかかってる子どもたちの数の多さです。
今日はこの【面倒くさい病】について、その原因と対処法について話します。

・なぜ「やらないのか?」

世の中のほとんどのことは慣れの問題なので、「やるかやらないか」で解決します。

例えば「人前で話すこと
実は私は「人前で話すこと」が大の苦手。
この話生徒にすると、100%「嘘だー!」って言われるが(笑)、本当に苦手だった。

学習塾の教師になるときに友達から1番言われたのが「お前、人前で話せたっけ、大丈夫なの?」でしたから。

大の苦手だったのだが、悩んでる子どもたちの支援がしたいという気持ちが勝って、私は「自分の苦手」に飛び込みました。

はじめは大変だったが、結局これも慣れ。
コツを掴んで1年もやってれば平気になります。

もちろん一流になるには、その上のマインドセットが必要だが、普通に出来るようになるのであれば「やるかやらないか」だ。
社会生活では、普通に出来るようになれば何とかなりますから。

勉強だって同じこと。
ちゃんとしたやり方で、慣れるまで解けば必ず出来るようになる。

でも、勉強が苦手な子どものほとんどはやる前に「やらない理由」を考えてしまう。
なぜなら面倒くさいからだ。
やってもうまくいかなかったらどうしようとか、何か言われたらどうしようとか、etc

この【面倒くさい病】は子どもたちだけでなく、大人の間でも蔓延してると感じています。

・子どもの心はこうやって歪んでいく。

面倒くさい病】の原因は間違った親のしつけと教育に大いに関係している。

面倒くさい病】の子どもたちをカウンセリングすると、必ず上手くできなくて怒られた記憶が出てくる。
酷い場合は暴力をふるわれたなんてのもある。


上手くいかなかったら、上手く出来るまで、教える側は大きな愛と心でゆったりと構えて、笑顔で何回も何回も指導すればいいだけなのに。

なのにすぐに怒ってしまう。
子どもは怒られたくないから「はい」と返事をして我慢してる。そうやって、どんどん子どもの心は歪んでいく

そして子どもたちは、やってうまくいかなければ怒られてしまうから「やらない」という選択肢を取る。

【面倒くさい病】の子どもの出来上がりだ。

更に酷い教師に出逢えば、更に【いいわけ病】も併発する。
そして、「やらない理由」だけではなく「やれない理由」を考えるようになってしまうのだ。たくさんの「言い訳」を捏造し始める。
「頭が痛い」「お腹が痛い」など体に不調が出はじめたら重症だ。

そうやって大人になった子どもは、社会生活に出てからも、「やれない理由」を考えるようになってしまう。それも無意識に。

では、治療法はないのか?

・【面倒くさい病】の治療法

治療法はもちろんあります。

キーワードは【承認

子どもの行動を認めてあげることだ。
褒める必要は全くない。

ただただ、行動したことを認めること。

例えば「勉強やってたんだね」とか「宿題が終わったんだね」とか、さりげない承認の言葉の積み重ねが、子どもを【面倒くさい病】から守ってくれる。

要は【大きな愛で気長に包み込むこと】である。

そして、何回も何回も子どもたちがうまくできるようになるまでつきあうこと。

上手く行かなくても、子どもの行動を「承認」すること。
そして、上手くいったら「称賛」すること。

叱るのは子どもが自分自身を粗末に扱った時だけ。

私の経験だと「ちゃんと子どものことを考えて叱ったこと」は子どもに通じる。時には叱ったことを感謝してくれる。

しかし、逆に自分のエゴで叱ったことは通じない
もちろん子どもは「はい」と言う。
何故ならば、「はい」と言うことで、とにかく早くこの叱られている状況から抜け出したいからだ。「お前はうざいから、早く目の前にから消えてくれ!」と願っているのだ。

こんな大切なことが、意外と分かってない指導者が多い。
酷いのになると子どもが「はい」と言ったのをなんの分析もできずに鵜呑みにして、「今日は良いことした」とか勘違いしてる馬鹿もいる。子どもたちの芽を潰しているのもかかわらず。

私がラッキーだったのは、子どもの表情から通じてないのがわかること。
子どもが発信している本当の気持ちを受け取る、感受性を持っていたことだ。

・人間には承認欲求がある。

人間には承認欲求がある。
特に子どもたちは成長のド真ん中だ。
どのように【承認】されて育てられたかで、人生が決まると言っても過言ではない。

ここで勘違いしがちなのが、【承認】と【称賛】である。(敢えて賞賛ではなく、称賛と書いています)

【承認】は相手を認めること。
【称賛】は相手を褒めること。
よく子どもはほめて育てましょうといわれるが、大事なのは【承認】である

この【承認】がないのに【称賛】しても駄目なのだ
何故ならば信頼関係のできていない人からの称賛なんて、ただただ気持ち悪いだけだからだ。

親子だから信頼関係が構築出来てるなんて思わない方がいい。かなりの数の子どもたちは親と信頼関係が出来ていないと感じている。

だから、まずは認めることだ。

子どもは自分の行動を【承認】されることで、自分の行動に自信を持つことが出来る。そこには「出来るかもしれない」という【自己効力感】が芽生える。

そして上手くいったときに【称賛】されることで、【自己肯定感】が育つ。この【自己肯定感】が社会生活を豊かに過ごすための素になる。

だから、【面倒くさい病】の子どもには、どんな小さなことでも行動したことを認めること。
自分の行動が認められたら、子どもは行動するようになる。

 

・承認することで子どもは強くなる

この【承認】の凄さを感じた最近のエピソードを一つ。
受験前日、ある女子生徒が、緊張から全然違うことを答えていた。
私がそこを指摘した途端、号泣しはじめた。

はじめはそっとしておいた。何故なら、こういう時は自分と向き合う大切な時間だからだ。そういった時間を過ごすことで、自立心が育っていく。だから寧ろそっとしておいて、1人で感じる時間を与える方が、子どもに寄り添っていることになる。

その子は、しばらくして泣き止んで勉強していたが、また泣きはじめた。
その時に彼女はぽろっと「怖い」って呟いた。
そりゃそうだ。生まれて初めて「受験」という壁に挑戦するのだから。その為に2年間頑張ってきたのだから。

私はその時「怖いよね」って彼女の気持ちを「言葉」を添えて承認した。
彼女は「うん、怖いです」と呟いた。その瞬間、彼女に変化が起きたのだ

彼女が呟いた途端、なんと彼女は泣き止んで勉強し始めたのだ。しかも物凄い集中力で。
このときに私はまたも【承認】の重要性を、子どもから教えてもらった。

・承認の注意点

ここで注意点。
カウセリングの世界では「オウム返し」とか「感情の反射」いうのがあって、クライエントの言葉を「オウム返し」することで、承認出来ると指導されることがある。
だが、ここで勘違いしないで欲しい。
大切なのは「オウム返し」なのではない。
心から承認にすることなのだ。
やたら「オウム返し」してくる人がいるが、お願いだからやめて欲しい。気持ち悪いだけだから。心のこもってない言葉では承認なんかできるわけないのだ。そのことに早く気づいて欲しい。

子どもが素直に勉強に向かえない理由はたくさんある。
もし気になる方は、私の電子書籍を読んで欲しい。
私が学習塾業界で27年間に約2000人に指導してきた思いを綴っているから。

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