記憶力シリーズ4その4:ネガティブなわが子に対する処方箋

記憶力シリーズ4その4:ネガティブなわが子に対する処方箋

おはようございます、長谷川です。

好評の「記憶力シリーズ4」では、記憶力うんぬんの前に必要なとっても大切なことをお伝えしています。

これ無しに、記憶力は強めることはできません。

それは「口癖」であり、「意識」でした。

なぜなら脳は興味を持ったことや意識したものの情報を集めようとするからです。

だから、ボジティブに意識することが大切なのでした。

そのときに大切なのが「口癖」なのです。

では、既にもう現在ネガティブな口癖な子どもはどうしたらいいのでしょうか?

今日はそんな子どもたちに対する処方箋です。

これを実践した教え子は数学が2から4に上がりました。

それでは行ってみましょう!

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・意識の違いで記憶力も、成果も変わる

同じ能力の子どもが、同じ時間、同じ内容の勉強をしても、成果が出る子どもと成果が出ない子どもがいます。

その違いは何処にあるのでしょうか?

それは「意識の差」にあります。

昔読んだ本に興味深い実験データが載っていました。

それは、子どもたちを2つのグループに分けます。
1つは「勉強をする前に、勉強の成果は努力によってきまり、能力の差はそれほど影響が無い」という話を聞いてから勉強をするグループ。
もう一つは「勉強をする前に、勉強の成果はやはり能力で決まっている」という話を聞いてから勉強をするグループです。

もちろん、結果は1つ目のグループにいる子どもたちの方が良いんですね。

また、能力の差がほとんど無いのに、
「面倒だなあ」とか「嫌だなあ」という後ろ向きの意識で勉強する子どもと、「よし、今回はこれを絶対にマスターしてやる!」のように前向きな意識で勉強する子どもでは、圧倒的に前向きな意識で勉強すると子どもの方が成果が出るというデータもあります。

そう、「能力の違い」よりも「意識の違い」が成果に変わるんです。
これは、「意識の違いで脳の働きが変わる」からなんですね。

関連記事
記憶力シリーズ4 その2:口癖が記憶力を変える⁉︎の核心

ですから「意識の差」が「脳の働き」を変えるということは、当然ながら「記憶力」も変えるのは当たり前のことです。

これ、自分の経験に置き換えたらよく分かると思うんです。

私も「今日は気持ちが乗らないなあ」とか「今日は疲れたからやりたくないなあ」という気持ちで勉強するときと、
「今日はこれを仕上げてやる」とか「これを絶対に学んでやる!」という前向きな気持ちで勉強するときとでは、明らかに変わります。

前向きな気持ちで勉強した時の方が明らかに頭に残っていますよね。

・ネガティブな意識の子どもたちをポジティブに変えるためには

これを伝えるには、その子がどんな学習のタイプなのかを知らなくてはなりません。

私の無料メールマガジン「勉強が嫌いな子どもへの処方箋」で詳しくお伝えしていますが、子どもには学習のタイプがあります。

詳しくはメールマガジンに任せますが、とりあえず次のステップで伝えてみてください。

1.なぜ意識をポジティブに変えた方が良いのかを教える。
2.意識をポジティブに変えるとはそもそも何なのかを伝える。
3.意識をポジティブに変えるために必要なステップを伝える。
4.まず何をすれば良いのかを伝える。

では、それぞれ詳しく説明しますね。

・1.なぜ意識をポジティブに変えた方が良いのかを教える。

これは今までお伝えしてきた内容をお子さんに伝えてみてください。
意識によって脳の働きが変わるということを、具体的な事例を交えて話すと良いです。

私はこの話を聴いて意識を変えた先輩がテストの点数で何点上がったとか、内申点が何点上がったとか、そういう具体例を交えて話します。例外なく、「へっー!」って興味深そうに話を聴いてくれます。

・2.意識をポジティブに変えるとはそもそも何なのかを伝える

ポジティブ思考とは何なのかを具体的に伝えましょう。

そして、1か2の話のときに、ポジティブ思考にすると良い点と、ポジティブ思考にしなかった場合の悪い点の2つの視点から伝えます。

なぜかと言うと、人間の行動は「快楽の欲求」か「苦痛の回避」で起こるからです。

詳しくは私のメールマガジンや教材で話していますが、皆さん、この片方しか話さないんですね。

どっちを話すかは、話してのタイプによります。
要は自分のことでしか話さないんです。

それでは片手落ちなんです。

・3.意識をポジティブに変えるために必要なステップを伝える

これはポジティブ思考にするために必要な手順を説明することです。
紙に書いて次のように伝えましょう。
1.口癖やひとり言を意識する。
2.ネガティブなことを言ってしまったら、「スイッチ」と呟いてポジティブなひとり言に言い換える。
3.これを繰り返す。

とにかく「ネガティブワード」を意識させて、それを「ポジティブワード」に言い換えることをしていきます。

これやってみると分かりますが、人は相当ネガティブワードを言ってます(苦笑)。私はそうでした(笑)。

しつこく何回も何回もやると自然に直せるようになってきます。

頑張ってやらせてみてください。

・4.まず何をすれば良いのかを伝える

これは、3にある、口癖やひとり言を意識させることです。

ネガティブな意識の子どもはこの話をすると「できるかなぁ」って「ネガティブワード」が出ます(笑)。
それをすかさず捕まえて「それ!」って指摘します。

そして「はい、「スイッチ」って言って言葉を変えよう」と伝えて、実際に「ポジティブワード」に変えさせます。

それを繰り返し指摘するとだんだん癖になってきます。

私が以前指導した子どもに、問題が解けないとすぐ「やっぱダメだ」って呟く子どもがいました。その子にもこのポジティブワードへの変換を指導しました。はじめのうちは「やっぱりダメだ!」って言ってましたが、ポジティブワードへの変換が癖になってくると「やっぱだめだ」って言って後に「ダメだは駄目だ!よし!もう一度!」って言い換えるようになりました。

その生徒は数学が2から4に上がりましたよ。
お試しください。

これからの時代を生き抜くための勉強法の詳細はこちら。
「自尊心を育む数学講座」

 

もっと濃い内容をここでは話してます。
▷ 勉強が嫌いな子どもへの処方箋

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