記憶力シリーズ4 その2:口癖が記憶力を変える⁉︎の核心
おはようございます、長谷川です。
昨日は、同じ環境で育ち、入塾テストの結果もほとんどだった同じT君とH君の高校受験での結果に大幅に違いが出たという話でした。
その理由は彼らの「口癖」の差でした。
今日は「なぜ同じ環境で育った2人なのに、口癖が違ったのか!?その核心」に迫ります。
では、行ってみましょう!
・口癖が記憶力を変える⁉︎
昨日の話
記憶力シリーズ4:ごめんなさい、1番大事なことを忘れてました!
夢を叶えたT君と夢を叶えられなかったH君の差は「口癖」であるとお話ししました。
実は厳密に言うとそれは「意識の差」です。
いつもポジティブな口癖を呟いていたT君、その口癖のお陰で「脳がポジティブな意識」に変わります。
それに対しいつもネガティブなH君、彼はその口癖のせいで「脳がネガティブな意識」に変わります。
脳の働きは「意識」するものによって変わります。
これを「カラーバス効果」と言います。
カラーバス効果とは?
この「カラーバス効果」で、よく例えられるのが
「今日のあなたのラッキーカラーは赤です」とTVで見ると、普段なら気にならなかった「赤いもの」がいつもよりも目に入るようになるというものです。
これは脳の「網様体賦活系」と言う部分の働きによるものです。
これは自分にとって興味のあることや、必要な情報を取り入れようとする働きをします。
ですから、「ラッキーカラーは赤」という情報を聞いて、脳は赤いものを取り入れようとするために、いつもよりも同じ場所にもかかわらず、普段よりも赤いものに目が行くようになるのです。
私も良くこのカラーバス効果の話をします。
どんな話かというと、
「先生はね、ポール・ウェラーってミュージシャンが大好きなんだよね。
そのポール・ウェラーの写真展を見に青山に行った時のことなんだけど、その写真展に青いミニクーパーという車が展示されていたんだ。
それを見てね、かっこいいなぁ欲しいなぁって思ったのね。値段見たら350万円だったんだけど、欲しいなぁって。
それからね、先生の周りに不思議なことが起こり始めるんだよ。
それはね、その写真展を出た瞬間に、ミニクーパーが先生の周りに走り始めんだ。今まで、そんなに見たことが無かったのに、それはもう頻繁に走ってるんだよ。
しかも、先生のジョギングコースにミニクーパーの専門店まで出来たんだよ」
子どもたちは「えっー!?嘘だぁ!」って言います(笑)
もちろん、ミニクーパーがその瞬間から走り始めたわけではありません。
今までも走ってたんですよ。
でも、私には興味が無かった。
興味が無かったから、意識に登ってこなかったんですね。
それから、最後のミニクーパーの専門店が出来たのは冗談です。
実は始めからあったんですよ。
それまで全然気がつきませんでした(苦笑)
本当に自分の目は節穴か!って。
ここで子どもたちは爆笑です。
このミニクーパー事件は、本当に焦りました(笑)
そのくらい「興味を持ったこと」を脳は取り入れようとするんです。
ですから
「口癖の差」が「意識の差」を生み出すので、結果として
T君には「テストで点数を取るために必要な情報」、
H君には「テストで失敗するために必要な情報」が入ってくるという結果になるんです。
そしてこれは、記憶力という一面でも変化をもたらします。
・口癖が記憶力を変える理由
口癖がポジティブはT君の脳は「テストで良い点数を取る」ように脳が働き始めます。
入ってくる情報が「テストで良い点数をとるための情報」になるわけですから、当然その中には「重要事項の認識」も変わりますから、効果的な暗記ができるようになります。
意識が違うわけですから「反復練習」の頻度も変わります。
口癖がネガティブなH君の脳は「テストで失敗するかもしれない」という方向で働き始めます。よって「反復練習」の頻度も下がってきますし、「勉強したってどうせ無駄」という考えが意識に上がり、結果勉強時間も短くなります。
ですから、口癖が記憶力を左右するのは当たり前のことなのです。
おっと、時間です。夏期講習に行ってきます。
明日は「では、なぜほとんど同じ環境で育ったのに彼らの口癖は変わったのか?」ということをテーマにお伝えいたします。
お楽しみに!
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